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クレイジー・初芝電器は砕けない

みなさん、こんばんは。

「大使閣下の料理人」が終わって以来、モーニングとはご無沙汰気味だった

管理人ですが、先日久しぶりに読んでみると「常務取締役島耕作」にて耕作が

次期外務大臣の候補にあがるという超展開を迎えていました。

みなさんご存知かと思いますが、島耕作シリーズと言えば、主人公のサラリーマン島耕作の

立身出世物語を描いた弘兼憲史氏の代表作で、全国のリーマン達のバイブルとまで

呼ばれている偉大な漫画です。







島耕作昇進記念記事です。
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当初「課長島耕作」としてスタートしたこのシリーズも「部長島耕作」

「取締役島耕作」「常務取締役島耕作」と、耕作のの出世とともに

表題を変えつつ継続し、再来週からは新シリーズが始まる予定になっています。

同じ物語であるにも関わらず、こうしてタイトルが代わることで話の内容も代わると作品と言えば

某真紅のロマンホラー漫画が有名ですよね。

せっかくなので某シリーズみたいに「外務大臣島耕作 ?黄金の旋風?」なんていうのも

ハッタリが効いていて面白いなどと個人的に思ってしまいます。

女性スキャンダルをスッパ抜かれて、いつのまにか「ストーンオーシャン」編が

始まっていそうですが。



さて、ここで気になってくるのはなぜ、島耕作シリーズがここまで支持されるに至ったのか。

星の数ほどあるリーマン漫画の中、島耕作シリーズだけが持っている抜きん出た特性は何か。

それは弘兼氏の描く徹底したリアリティにあるのではないかと管理人は分析します。

試しに第一話を見てみましょう。

始まってすぐ、係長の耕作は課長昇進の内示を貰います。

他の凡百漫画だと「私はそれほどの器ではありません」「もっと他にふさわしい人がいます」等と

白々しい三文芝居が始まるところですが、我等が耕作はさも恐縮そうな態度を取りながらも

腹の底では既に自分の名前に課長の呼称をつけて、悪くない響きだと納得してみたり

同期連中に比べ自分がスピード昇進したことの優越感に浸るあまり

帰りの電車で思わず含み笑いを始める浮かれっぷりです。なんというリアルさ。

見てるこっちの方が笑いがこみ上げてきます。



それから数日、正式な昇進辞令を今か今かと待ち望む耕作は、ある時マイペースな女性部下を

やんわりと注意します。そして何ページかめくると、なぜかベッドシーンに突入していました。

なんという直結っぷり。だがこれこそが弘兼氏が描きたかったリアルなオフィスラブなんです。

深夜、山積みになっていた仕事が一段落して大きく伸びをしたところに横からお茶が出てきて

「sigenさん、いつも残業お疲れ様です♪」

こんな進研ゼミの宣伝漫画みたいなオフィスラブがあるでしょうか、否断じてありません。

男と女なんて一皮剥けばこんなもの。先生の深遠な人生観が伺える描写です。



さて、火遊びを終えた耕作ですが、妻もいれば子供もいる彼はこの絶体絶命の危機に際して

一体どのように対処したのでしょうか。自分の未来を捨ててでも責任を果たそう?

否、耕作はそんなリアリティのないことを考える男ではありません。

「上半身と下半身は相互不干渉の独立ユニット」これが耕作の設計コンセプトです。

どうして下半身の不始末を、上半身が償う必要があるでしょうか、いや断じてありません。

リーマン界のデス13こと島耕作は泣きつきました。恥も外聞もなく泣きつきました。

困ったときはとりあえず謝っとけ。日本男児島耕作の本領発揮です。



さて、そうしてやきもきしていると、いつの間にか件の女性部下が寿退社をして

うやむやのうちに一件落着の運びとなりました。なんともリアルな展開です。

送られてきた記念写真を見て耕作は、心の底からほっとした表情を浮かべました。

そして彼女に幸せがこれからも続くようにと願うのでした。

自分の身の安全を確保して初めて、他人を祝福する余裕が生まれる。

これが耕作イズムです。



さて、島耕作シリーズがどれだけリアリティのある作品か理解していただけたでしょうか。

こんなリアルな男が、女の扱い一つで外務大臣まで駆け上がるのですから

人生が嫌になって惹きつけられないはずがありません。

この妥協を許さぬリアリティの追及。これこそが耕作を耕作たらしめている

最も重要なファクターであるといえます。



他にも弘兼先生の自身のキャラクターへの愛情にも心打たれるものがあります。

同じリーマン漫画でも「頭取野崎修平」で、主人公野崎修平があおぞら銀行を守るために

血の吐くような思いで金融庁・対立派閥・世論等、内外の逆風に耐えているのに

我等が耕作は愛人とプールで戯れたり、高級料亭で接待を受けて料理に舌鼓を打ったり

休暇を取って山登りをしたり、会長のゴルフコンペに参加しているだけで

なぜか評価がうなぎのぼりです。

ヒヒ爺共にケツでも捧げているん耕作の人望と弘兼氏の優しさが

如実に伝わってくるエピソードと言えます。



こんなスーパーサラリーマン島耕作がこれからの日本の中韓外交を舵取りしてくれるの

ですから、日本の未来はきわめて明るいです。

できることなら、島耕作外務大臣と釣り合いが取れるように、財務大臣に中村うさぎか

羽賀研二あたりを起用してくれれば日本の未来は磐石と言えるでしょう。



余談ですが、広兼氏は現在イブニング誌において耕作の新任時代を描いた

「ヤング島耕作」を連載しています。そこに登場する耕作は正義感とバイタリティに溢れ

弱気を助け強気をくじき、日々社会の不条理に真っ向から立ち向かう理想の正義漢なので

描けば描くほど、前述の課長島耕作第一話との溝がえらいことになっています。

これは弘兼先生一流のジョークであろうというのが、管理人の見解です。

客観的かつ正確・公正な記事作りを目指す当サイトも、ヤング島耕作を倣って

これからも虚偽のない記事を提供していければいいと思います。



--------------------



追記:外務大臣になることを前提に記事を書きましたが、10/19発売のモーニング誌にて

専務取締役就任決定が確認されました。お間違えのなきようお願い致します。

管理人としても島外務大臣の炎の土下座外交に期待していただけに残念至極です。
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