スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

web拍手 by FC2

KAGEROUのように華麗ではかなき男よ

久しぶりの大阪への出張。
普段は事務所勤務で椅子に一度座ったら梃子でも動かないような人間からすると
列車に揺られて云時間というのはなんともきついものです。
JR西日本は椅子に座ったまま、搭乗できる高速輸送機関を検討してくれないだろうか。

せっかくなので帰りの時間に日本橋商店街に寄って買い物。
勝手知ったる日本橋通はやはり落ちつくとか思っていたら、紫色の長ラン&金髪ポニーテールルックを
バリ決めした娘っこさんがいて、実際俺は不良界でも結構有名でケンカとかでもたいしてビビる事は
まず無かったが生まれて初めてほんの少しビビった。
どう見てもヤンキーです、本当にありがとうございました。
実のところ、嬢らは17日に発売されたニトロプラスの新作「アザナエル」の
キャンペーンガールだったんですけどね。
あまりにも堂にはいっていたので、本職さんかと思いましたが。

ニトロといえば鬼哭街

ちなみにこの「アザナエル」というゲーム。秋葉原を舞台にした多視点型ADVらしい。
「アザナエル」と片仮名で書くと天使の名前ですが、平仮名で書くと「糾える」
「禍福は糾える縄の如し」と言いますが、つまり「寄り合わせる」って意味です。
ザッピングADVというシステムにかけたダブルミーニングなんでしょう。
「吸血殲鬼ヴェドゴニア」が、吸血鬼の子を意味する「ヴェドゴニア」と
幼児愛好者を意味する「ペドフェリア」のダブルミーニングであったように…。え、違う?



【追記】
現在マビノギがプレイできない状態です。
パッチをインストールする時にエラーが起こって止まってしまうという症状。原因は不明。
ネクソンに出したメールの返事によるとOSがWin7なのが問題ではないか
と書かれてますが詳細は不明。
web拍手 by FC2
播磨灘体操禁止

さて、列車の旅の楽しさを決めるのはお供の小説次第と言いますが
今回は司馬遼太郎の「播磨灘物語」を持参していきました。
無頼の横綱・播磨灘が「双葉山の69連勝を破れなかったら即引退する」と宣言して
相撲協会を敵に回し孤軍奮闘する様を描いたさだやす圭の名作…では勿論なく、
豊臣秀吉の名参謀と呼ばれた黒田官兵衛(孝高)の生涯を描いた作品。

一般的には同じく秀吉の参謀だった竹中半兵衛が光属性の印象であるのに比べて
ダークパワーに染まった闇属性の軍師という印象がありますが
(実際、戦国無双3の官兵衛はまんまオーベルシュタインだ)
この小説で描かれている官兵衛は、類まれな洞察力と明晰な頭脳を持つリアリストでありながら
その本質は虹を追いかけてどこまでも走る少年のような途方も無い夢想家。
地位も栄誉も財産も興味がなく、ただ自分の力の限界がどこまでなのかを試してみたいという理由で
天下統一を狙ってしまうという爽やかとも傍迷惑とも言えない不思議な人物。
「天衣無縫」とも少し違う。世に達観した仙人と、トンボを追う少年とが
一つの体の中に渾然としているような奇妙な人物。
「極東学園天国」で言ってた「限りなく白に近づきたい青…真っ白にしてその言葉を
消したいのにどうやっても自分の青さは隠せないんだ」とはこういうことだろうか。
とりあえず司馬遼太郎がクロカンが好きで堪らないのはよく伝わってくる。俺も好きだ。
そして秀吉は光と闇が両方備わり最強に見える。

と、そんな小説を行きの電車で読んでいたんですが、座席前の網に文庫本を置いたまま
忘れてしまうという致命的なミスを犯す。
仕方ないので、帰りの電車にのる前に新大阪駅の構内で本を探すことに。
そこに飛び込んできたのは、燦然と輝く青い十字架。

ノーコメント
ポプラ大賞で受賞したことで話題となった齋藤智裕(水嶋ヒロ)の処女作「KAGEROU」
もうこの本を定価で購入した時点で出版社の思う壺だとは分かっているんですが、ええ。
「出来レース乙wwww」→「嫉妬乙wwww」の流れも含めて全てポプラ社の仕込みだったんじゃないか
という気すらしてくる。
「やってもない(読んでもない)のに評価するな!」は最高の殺し文句だ。

【あらすじ】
40歳無職のおっさんが自殺しようとしたところを
ドナー協会のエージェント(イケメン)に止められる。
どうせ死ぬなら俺に臓器を売って死ねと言われて主人公納得。
入院中に偶然、自分の心臓の移植先の美少女と仲良くなります。
俺の心臓がこの娘にいくなら悔いはないんだぜ、と決意を新たにする主人公。お前それでいいのか…?
しかし主人公の手術と同時にイケメンが(特に必然性もなく)脳内出血で死亡したので
(明言されてないけど)主人公の脳をイケメンに移植手術。
ラストはイケメンの体を乗っ取った主人公が美少女と仲良くなってハッピーエンドっぽく幕を閉じる。
生と死を見つめた私小説と思っていたら、むしろホラーコメディだったというか鬼なった。

とにかく薄い。ページ数じゃなくて内容が。
どのくらい薄いかというと小説界のプロゴルファー猿ですね、ってぐらい薄い。
あと1ページの文字数が異様に少ない。新庄剛志の「ドリーミングベイビー」を彷彿とさせる。
字が大きめの上にほとんどが会話文なので、ページの下半分が真っ白。
多分ここはイラストスペースとして使ってくれという斎藤先生の好意と思われる。だが断る。

これは意外だったんですが、文章自体は破綻してないです。充分に小説の体裁は成り立ってます。
いわゆるケータイ小説よりも、数段まともな仕上がりになってます。
文学賞とる作品を指して「日本語の文章になってるから素晴らしい」というのも
何か色々とおかしい気がしますが、山田悠介先生の「リアル鬼ごっこ」は明らかに
日本語とは似て非なる言語で書かれていたのでそれに比べれば遥かにマシだと思いました。
ああ、何かおかしいと思ったら評価の基準がおかしいのか。

出来るだけ荒唐無稽な表現を避けようとして書いているのは伝わってきます。しかしふと油断すると
「あの時計測した詳細なデータを元にスーパーコンピュータが大東さんのあらゆる肉体的特徴を
解析して、当協会が独自に開発したダミー製造装置によってオートメーションで作られたのです」
(※自分の精巧なダミー人形が目の前にいるのを見て)
ジョバンニが一晩でやりました的な文脈がポロリ。頑張れヒロ君。

「恋空」「ブンブンブン」に続き、AMAZONで酷評されてレビュー欄が大炎上してましたが
今見ると大量に削除されてました。
本編よりよほどこっちのレビューの方が面白かっただけに残念。
秀逸なレビューを挙げるとだいたいこんな感じ。

先代のマウスパットが汚れてきたのでこの製品を購入しました

236ページもあるとは思えないほど薄っぺらく、起伏も無く、
また滑りも良いのでマウス操作が凄く楽になりました

ただ装丁が白いので汚れが気になります
店員さんに色違いでダーク系のものは無いのか尋ねた所、
「これはかなり黒いですよ」と言っていましたが
僕にはよくわかりません


命が救われました…ただただ感謝, 2010/12/15
By 上智 レビュー対象商品: KAGEROU (単行本)

昨日夜道を歩いていたらいきなりドラキュラに襲われましたが、
たまたま持っていたこの本の表紙を掲げたらドラキュラは逃げていきました。
あのままだったら死んでいたところで、命の大切さを教えてくださった水嶋ヒロ先生に深く感謝したいです。
本は便所紙にして捨てました。


我が家の話題はKAGEROUでもちきりです!, 2010/12/15
By Varitra レビュー対象商品: KAGEROU (単行本)

おばあちゃんが表紙を見て、日本赤十字の本と勘違いして買ってきてしまいました。

これじゃ赤十字じゃなくて青十字じゃない! と私が言うと、
「赤でも青でも、人間は何も変わらない。変わらないんだよ」
と優しく諭され、私は泣いてしまいました。

確かに、赤とか青とか、水嶋ヒロとか斉藤なんとかとか、私は些細なことに惑わされ、
自分を見失っていたのかもしれません。
本当に大切なことは、そんなところにはなかったというのに……。

そんなKAGEROUは今、我が家のリビングの壁に飾られ、
「フィンランドの国旗に似ているね」「でもスイスかもね」と、
一家団欒の話題の中心になっています! 斉藤なんとかさん、本当にありがとうございます!

ところで、中に紙が200枚以上も挟まっているのですが、これはいったい何に使うのでしょうか?


8歳の姪が水嶋さんのファンだと言うので、購入して少し早いクリスマスプレゼントにしました。
しかし、学校から帰ってきた姪がしばらく読むと、すぐにつまらないと言われ返されました。
子供とは言えせっかくのプレゼントを詰まらないと返すのもどうかと思いましたが、
念のため自分でも読んでみたところ、
確かにこれをクリスマスプレゼントに渡されるのは気の毒だと思い、
代わりにかいけつゾロリを買ってあげたら喜んでもらえました。
同じポプラ社ということで、かいけつゾロリの出来も考慮しての☆2とさせていただきます


帯にある「斉藤智裕が人生を賭してまで伝えたかったことは何か?
そのすべてがこの一冊の中にある」とのメッセージの意図が、精読してもよくわからなかったのですが
こちらのレビューを見てようやく分かりました。
というか、このレビュアーを探して本を書かせた方が絶対に面白いな。

もう一つの「KAGEROU」, 2010/12/16
By Dawson- レビューをすべて見る
芸能人としての自分に限界を感じたある青年。
そこに黒尽くめの服を着た編集者を名乗る男から声がかかる。

本を出したくはないか?
作家として人生をやり直してみないか?

――でも僕には文才がありません。

才能とは持って生まれるものでも努力で育まれるものでもない。
才能はね、作れるんだよ。
虚構を作り出す出版の世界では、才能すら人の手で作り出せるんだ。

――どうやって?僕に作品など書けるわけがない。
  俳優は書かれたものを覚えればいいけど、自分で書くなんてとても。

本当に君が作品を書く必要はない。
近年、受賞者が出ていない文学賞がある。そこに名前だけ貸してくれ。
受賞発表までは君の本名を。受賞してからは君の芸名を。

謎の契約を結んだ2人のシナリオはトントン拍子に進んでいく。
前評判だけで飛ぶように売れる本。
出版社には金が、
青年にはベストセラー作家の名声が授けられた。

しかしこの企みはここからが本番だったのだ。
偽りの「才能」はやがて出来レースの噂を呼び駄作の烙印を押され、
一時のKAGEROUのような名声に酔っていた青年は一気に地に落とされる。

彼の手には何も残らなかった。
俳優としての人生も。
作家としての地位も。
ただ汚名と後悔だけが心を蝕み続ける。

あたりに不気味な高笑いが響く。
一体、黒尽くめの男は本当の編集者だったのか、それとも悪魔だったのか。
確かなことは唯一つ。
彼が貶めるのに成功したもの、人間世界の美しい創造物の一つ、
その名は「文学」・・・

あぶく銭を掴むために信頼を切り売りするような真似は頂けません。
スポンサーサイト

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

時計
プロフィール

sigen

Author:sigen
理由が無い事に意味など有るわけがない

動画
カレンダー
プルダウン 降順 昇順 年別

08月 | 2017年09月 | 10月
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30


NewsBoard
最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
世界樹の迷宮
■世界樹の迷宮Ⅲレポート

世界樹の迷宮Ⅳ ~伝承の巨神~
当サイトは「世界樹の迷宮」シリーズを応援しています
逆引きリンク
検索フォーム
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。