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熱いのは俺達のDRIVING

日曜日も夕方になってくると、憂鬱から歌の一つでも読みたくなるもの。

「何事も 皆偽りの世の中に 死ぬるといふぞ 誠なりけり」

余計に死にたくなってきたsigenです。

レイモンド

ちなみにこの歌は室町時代の禅僧である一休宗純。いわゆる一休さんの読んだ歌。
「この世界は嘘ばっかりだが、ただ一つ真実があるとすれば人間はみんないつかは死ぬということだけだ」
という、なんともアナーキズムにあふれた歌。
アニメでは小粋なトンチで将軍様をギャフンと言わせる生意気な茶坊主のイメージが強いですが
実際の一休さんは「お釈迦様ってやつはいたずらに人心を迷わせる野郎だ」とか
「人の人生なんて食って寝てクソしてあとは死ぬのを待つだけだ」とか
とても坊主とは思えない発言を後世に残してます。破戒僧の見本みたいな奴なんだな。
あと、子供心に将軍少しは仕事しろと思ってた。

まぁ、後世の我々からすると「念仏を唱えてれば極楽にいける」とありがたい高説をいただくよりは
「人間なんて所詮うんこ製造マシーン」と言われたほうが、ああなるほどという気にはなる。
死んでからの幸せを保証されるよりも、生きてる時間をより充実にしろと言われたほうが
幾分かマシだと思うのよさ。
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さて、本日6/10はなんの日か。答えは「レーシングラグーン」の発売13周年です。
だからなんだと言われればそこまでですが、まぁ聞いてほしい。



ストーリーをざくっと説明すると「YOKOHAMA」(決して横浜市ではない)で繰り広げられる
走り屋達の人間模様。なおYOKOHAMAでは路上でパッシングを食らうと強制的に
「TAIMAN RACE」が始まり、負けた方は勝った方に例えボディを剥がされてもタイヤを取られても
文句が言えないというルールがある模様。どこの世紀末だ。
「走り屋を題材にしたレースバトル」なのに、そこは旧スクウェアがブックを書いているので
人がぼろぼろ死にまくる。具体的には10人ぐらい死ぬ。
悲劇の事故死とかならまだしも、麻薬中毒になったり、ビルが爆破したり、射殺されて死ぬのがほとんど。
走り屋バトルなのに。

なお、主人公の初期車が「未塗装で痛車になれるミラクルカー」と評判の「トヨタ・AE86」で
最終的に乗るのが「悪魔のZ」こと「日産・フェアレディZ」
そしてラスボスが乗るのが漆黒のポルシェという完璧な構成。
明らかに「頭文字D」やら「湾岸ミッドナイト」やらの影響が見受けられる。
登場人物がやたらとモノローグでポエムを語りまくるのは間違いなく「湾岸」の影響。

余りにもぶっ飛んだストーリーのため、バカゲー・クソゲーの烙印を押されている本作ですが
クリアまで辿り着いた人間は、そのほとんどが名作と言っている。まさに選ばれた人間のためのゲーム。
キャッチコピー「遅い奴にはドラマは追えない」は嘘じゃないってことだな!
ニコにも動画が上げられているけど(ヨコハマ追い剥ぎ紀行 全147回)
やはりここは実際にプレイしてみるのが一番だと思われる。



街を流せば、わかるはずさ……。……走りの熱さってやつが……。



自動車と聞いて外せないのが、神林長平の「魂の駆動体」
先日本屋を回っていたら「神林長平トリビュート」なる書籍が出ていたので
久しぶりに原作も含めて読んでみました。

名著

あらすじを説明すると、今より少しだけ近未来、自動車が全て「フルオート」
(文字通り、目的地を設定すれば寝てても辿り着く”自動”車の時代である)になった時代に
二人の老人が、かっての時代に公道を走っていた「自分で操縦して運転する”クルマ”」を作ろうと
悪戦苦闘するという話。

自動車がフルオートっていうと随分先の話に思えますが、実はグーグルがアメリカで
自動走行車の公道デビュー実験を終えたとのことである。

■グーグル「夢の無人自動車」が公道デビュー!

  ドライバーがいなくても車が勝手に動き出し、目的地まで安全かつ快適に運んでくれる──グーグルが追い求めてきた夢の「自動走行車」が、いよいよ公道を走れる日が来た。

 グーグルが開発に成功したのは、トヨタのハイブリッドカー、プリウスにビデオカメラやレーダー検知器を搭載した自動走行システム。周囲の交通状況を把握し、地図データと照らし合わせながら車を走らせることができる。

技術的には数年後には実用化可能ということなので「魂の駆動体」の世界はもう目の前なのかも。
まぁ、自動走行車が実現すると困るところが沢山とある(例えば免許センターとか運送業とか)ので
技術的には可能でも、現実的にはそうすんなりとOKは出ないと思いますがね。
でも長い目で見れば、いつかは自走式が主流になることは間違いない。
事故率だって現在の1,000分の1以下になるんじゃないだろうか。
(ちなみに2010年の全国の交通事故数は約73万件)

とまぁ、安全だし、効率はいいし、省エネだし、スケジュールも立てやすい、と
至れり尽くせりの自動走行車ですが、足りないものが一つある。それは「魂」
なんて大げさなって?フムン

 いまの自動車は運転するものではないのだ。もはや乗り物ですらないのかもしれない。ドアの内に入り、出ると別の場所、という感覚なのだろう。その中にいる時間が一瞬ならば物質転送機であり、息子にとっての自動車は、転送時間がやたらとかかる性能の悪い物質転送機、という感じではないかと私は想像した。
(「魂の駆動体」より」
自動走行車というのは言うなれば出来損ないのどこでもドアである。
移動のみを目的とした道具の一つに過ぎない。
 広瀬の言う「クルマ」というのは、スイッチ一つでシートの位置調整から、走行モードの変換までしてくれるような「自動車」ではなく、もっと感情的で、力強く、そして不便な乗り物だった。
 腹が減ったら燃料を食い、オイルの種類一つで機嫌をそこねたり、足が痛いの、熱いの言っては乗り手を煩わせる。厄介な「ガソリン車」は、思うようにならない恋人のようなものだった。多少無理をしてでも、どうにか乗り続けてやろうという気分にさせる。
(「神林長平トリビュート」より」

自分たちが若いころに憧れたクルマというやつは、そんなどこでもドアの出来損ないでは断じてない。
目的地もなくただ走る。それだけで自分の魂が解放されるようなそんな乗り物。
自分が生きている確かな実感を取り戻すべく「魂の駆動体(=クルマ)」を蘇らせよう!
それが俺達の生き様だ!とばかりに自動走行車にツバを吐き、爺二人が本気でクルマづくりに挑むのである。
なんと熱いストーリーか。

この作品全編に貫かれているのは「クルマって奴は思いのままにならない。だからこそ愛おしい」
そんな、じゃじゃ馬な娘を見守る父親のような愛情。
日本では昔から「物を大事にすると霊魂が宿る」っていう素敵な言葉があります。
本当に付喪神が宿るかどうかはともかく、愛情を込めて使用したものには愛着が沸く。これは紛れも無い事実。
作中で登場人物たちは実際にクルマの設計を進めていくんですが、そこは素人なのでなかなかうまく行かない。
なので本を読んだり、他人に意見を聞いたりして試行錯誤の連続、時には喧嘩をしたり、妥協したりしつつ
少しづつ自分達のクルマを型作っていく描写がなんとも心躍る。
ものづくりの楽しさここに極まれりという感じです。苦労すればするだけその見返りは大きいもの。
確かにそう。「自分で使うものを自分で作る」これより楽しいことってのはそうはないですよ。

まぁさすがに自分でクルマを作るわけにもいかなかったので、代わりに自作PCなんてのを始めてみたわけですが
これは今でも自分の数少ない趣味&特技になってます。
この本を読んでなかったら自作なんてやろうとも思ってなかったと思うと、一冊の本で人の人生なんぞ
容易に変わるもんだなと他人事のように思ってしまう。
これがいいことだったのか悪いことだったのかは不明なんですが、とりあえず良かったのだと解釈しておく。
後悔しないこと。それが人生を楽しく過ごすコツである。

 迷い、探し、決定する。人生のあらゆる場面で、人間はそうやって生きているのだと私は思った。苦しみも、そして大きな満足も、そこから生じるのだと。

今から数十年たって、すべてが自動走行車になったら、上記の「レーシングラグーン」とか
「頭文字D」みたいな「走り屋」の物語なんてのは、一種の神話のように語られるのかも知れませんね。
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飛蚊症10年選手です

ちぇりえす!(←剣道やってるとたまに出てくる気勢というか掛け声)
お久しぶりです。もじのくまさんです。
前から思ってたんですけど、sigenさんって色んな本読んでますよね。
どういう判断基準で本を買うんですか?例えば今回の魂の駆動体とか。

あとP4G、sigenさんはやりますか?僕買っちゃったんですけど。今日やっと届くんですけど。プレイ日記やろうかと思ってます。

No title

>どういう判断基準で本を買うんですか?例えば今回の魂の駆動体とか。
とりあえず書店に平積みになってる本を購入してみて、面白かったらその作者の本を総当りしていくって感じでしょうか。
面白けりゃハーレクインだろうが哲学書だろうが気にせず。
今回の「魂の駆動体」で言うと同著者の「戦闘妖精・雪風」がスタート。和製SFの傑作なので是非。

>あとP4G、sigenさんはやりますか?
奇遇ですね。自分も今日届きましたよ。
プレイ日記楽しみにしてます。
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