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G3最終話「パンダローブは明日に舞う」






また、会えましたね

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ナオ「また、会えましたね。sigenさん」

あら、ナオさん。こんにちは。てっきりラスボスを撃破したものとばかり

思っていたけど、ありゃひょっとして夢でした?

「あなたがクロウクルアフを倒した直後、洞窟が崩壊したんです。

危うく生き埋めになるところを私がここに運ばせてもらったんですよ」

そりゃどうもご丁寧に。そんなにたやすく行き来できるなら

最終ダンジョンでも出張復活してくれたらもっとよかったんですがね。

「・・・・」

ちょっと怒ってるみたいだが、このくらいはファンタジーライフサポートの

一環だと思って我慢してもらおう。

「sigenさん。私と初めてあったときのことを覚えてますか?」

え?いきなり何の話?んー、去年の4月くらいだったかな?

「ええ。ミレシアンの暦でいう2005/4/21です」

こりゃ、驚いた。よく覚えてるね。

「私がsigenさんをエリンに呼んだ日ですから・・・忘れませんよ」

む、恥ずかしい台詞を平然と。俺はこういうのに弱いんだよね。

「あの頃のあなたは本当に弱くて・・・いつもハラハラしながら見ていましたよ」

そりゃそうだ。はじめっから強かったらそりゃただのチートじゃないか。

それはともかくとして、なんでここでいきなり思い出話よ?

「・・・そうですね、メインストリームが完結して・・・それでも世界は少しも

よくならなくて・・・少し感傷に浸ってみたくなったみたいです」

あー、ルエリたちのことは残念だったな。結局ルエリはアホのままだったし

タルラークはクマのままだった。世界は救えたのかも知れないが

俺にはあんたを救うことはできなかった。それが唯一の心残りだ。

多分、一晩寝たら忘れるだろうけど。

「私はこれでよかったんだと思います。私はあなたを信じてエリンに召還した。

あなたは私を信じて戦ってくれた。それだけで満足です」

へー、まるで聖女のような心がけだ。でもどうせこんなブログ誰もみてないんだから

別に本音を言ってもらっても構わないよ。ルア服を着せるプレイヤーは正直キモいとか。

「本心です」

そか・・・意外と欲がないんだな。まだ若いんだからもうちょっとガメつくてもいいと思うぞ。

もっとこう、あれが欲しいとか、これが欲しいとかないのかな。

いや別に、言った物をプレゼントするとかそういうわけじゃないよ、念のため。

「私が欲しいのは心の平穏と人々の笑顔。それだけです。」

言い切りやがったよ、こいつは。それは何も欲しくないと言ってるのと同じだっつーの。

「じゃあ、逆に問いますけどあなたの欲しいものってなんですか?」

何個でもいいの?

「・・・長くなりそうだから3つまでにしてくれると助かります。」

何気に失礼な発言だね、こりゃ。うーん、しかし3つとなると難しい。

AP1000も捨てがたいし、100M貰えるというのも悪くない。

最大攻撃力500くらいの精霊武器というのもいいな。

「俗物・・・」

うるさいなぁ、自分に正直と言ってくれ。しかし、3つに絞るのも難しいね。

そうだな、いっそ一つにした方が分かりやすくていいな。

「一つ・・・ですか?それで、あなたが本当に欲しいものとはなんですか?」」

自分が欲しいのは、そう仲間だ。そしてそれはすでにある。

だから・・・欲しいものは何もないな。



「え?」

彼女は実に意外そうな顔をしてくれた。人を何だと思ってるんだ、こいつは。

「そうだな・・・この世界に来て、沢山の人に出会ったよ。本当に本当に沢山の人と。

一度言葉を交わしたきり会っていない人もいる。言葉を交わしたことすらない人もいる。

それよりも遥かに少ない数だけど、今でも側にいてくれる人達がいる。

最初は赤の他人として出会って、ひょんなことから知り合いになって、やがて友達になった

名前も知らない、顔も知らない。それでも同じ時間を共有した仲間だ。

そんな奴らと出会えて、これからも同じ世界で語り合えるのなら

それ以上に望むものは俺には思いつかないな」

決して楽しいことばかりあったわけじゃないし、時間を無駄に

過ごしてるな、と思うときはある。

偽らざる事実だ。でも後悔はない。それでも全ての出会いに感謝したい。

「それでも、いつか別れるときはきます」

全くだ。全くもって彼女は正しい。確かに別れのない出会いはないのだ。

覚めない夢はない。いつかは辞める日が来る、別れる時が来る。でも

「でも、別れるために出会うわけじゃない」

それはきっと喜びを分かち合うためじゃないかと思う。いつか別れる日が来ても

胸の奥に留まり続けるような思い出を得るために。

決して悲しむために出会うわけじゃない。



こいつはそうは思わないんだろうか・・・いやきっとそうは思わないんだろうな。

出会いに喜びを見出すには、人生過酷過ぎたし。

あんな可愛らしいょぅじょだったのに、いつの間にかこんな白髪頭になっちゃってまぁ。

だから、これからやることはきっとだたのおせっかいだ。

それでも、迷わずナオの手を握る。

「だから、俺があんたの友達第一号になってやる」

人間一人でいてもロクなことはない。人は人と出会うことでしか変われないのだ。

自分が変わり、人が変わり、世界も変わる。きっと変わる。

そして手を掴んだまま、走り出す。

「どこにいくんですか!?」

「そんなの決まってる。二号を作りにいくのさ!」

そう、きっと良い方向に変わっていくはずさ。



途方もなく続く、村への道を走る。

空は青く澄み渡り、緩やかな風が草原を駆ける。

はじめは緊張で硬さを帯びていた彼女の手も、今はこれから始まる

冒険への期待が弾むような鼓動を通して伝わってくる。

走り続けよう。

「これまで」が「これから」に塗り替えられるその日を目指して。









ちょっと、みんないいかな?今日は紹介したい人がいるんだけど、彼女は・・・





?おしまい?



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